Windows7の「XPモード」とは・・・
Windows7では、WindowsXP用のアプリケーションを実行するために、仮想化を用いるそうです。
名称は「Windows XP Mode」だそうです。
VistaではXP用のアプリケーションが動かないことがあったので、Windows7のWindowsXPモードにはちょっと期待です。
4/30から公開のβ版の前に4/28日にQ&Aが出てました。
参考:http://www.microsoft.com/presspass/features/2009/Apr09/04-28Win7QA.mspx
具体的なXPモードの説明は以下のとおり。
XPモードは仮想レイヤに相当する「Windows Virtual PC」と、その上で動く「仮想Windows XP環境」の2つからなっている。
XPモードを利用するのに、ユーザーは特別に仮想環境を意識する必要はない。
ダウンロードしたアプリケーションやCD-ROMを使ったアプリケーションのインストールは、一般的な手順で行い、Windows 7上のスタートメニューに収まる。
通常のアプリケーションと同じように、1クリックで起動できる。
仮想環境としてのWindows XP環境は、ファイアウォールが設定されているほか、Windows Updateなども適用される。
マルソフトウェア対策、ウイルス対策ソフトウェアは入っていないため、これらの導入を推奨。らしい。
とはいえ、仮想化という技術的制約があるので、XPモードの利用が適したアプリケーションは、ビジネスアプリケーション。
パフォーマンス要件が厳しくないことと、基本的なWindowsのAPIに準拠していることなどが、仮想化向きとのこと。
逆にXPモードが向かないのは、ハードウェアをヘビーに使う3Dグラフィック、オーディオ、テレビチューナーなどのコンシューマ向けアプリケーション。
XPモードは、動作要件も厳しく、最低限2GBのメモリを搭載することが望ましい。
また、Virtual PCの利用には、CPUによる仮想化サポート、具体的には「Intel VT」または「AMD-V」が必須。
古い世代のPCでは、これらを搭載していない可能性があるので注意。
XPモードは、Windows 7への移行で互換性問題を懸念する中小規模の企業ユーザーへの配慮から出てきたらしい。
企業ユーザへの配慮から出来たXPモードだけど、企業のPCとなると、動作用件を満たすのは辛いかも…ですね。
現在Vista搭載マシンを使ってる人なら、XPモードの動作用件は余裕で満たしてたりするんだろうけど。
ともかく楽しみです。
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