Raspberry Pi 2 Model B とRaspberry Pi 3 Model B の比較
Raspberry Pi 3 Model B が発売されましたね。
私は先日Raspberry Pi 2 Model B を購入して、いろいろとサーバを構築したりと楽しんでいた訳なのですが、(詳細は以下参考記事参照)
- ミュージックサーバを構築してみた
- L2TP/IPSec VPNサーバを構築してみた
- ファイルサーバを構築してみた
- SanDisk Ultra Fit 128GB 4個でRAID5を構築してみた
- ケースを自作してみた
やはり最新モデルが出るとなると気になりますし、場合によっては「もう少し待ってRaspberry Pi 3 Model Bを買えばよかった…!」と悔しがることになります。
そこで今回は Raspberry Pi 2 Model B と Raspberry Pi 3 Model B の比較を行い、私の用途ではどちらを買うのが正解だったのかを見極めたいと思います。
比較
では早速、表形式で比較したいと思います。
変わったところを赤文字にしています。
Raspberry Pi 2 Model B | Raspberry Pi 3 Model B | |
System-on-Chip | Broadcom BCM2836 | Broadcom BCM2837 |
CPU | 900 MHz クアッドコア Cortex-A7 ARM11 32bit | 1.2 GHz クアッドコア Cortex-A53 ARMv8 64bit |
GPU | デュアルコア VideoCore IV® 400MHz(3D 250MHz) | デュアルコア VideoCore IV® 400MHz(3D 300MHz) |
メモリ | 1GB DDR2 450MHz | 1GB DDR2 450MHz |
電源 | Micro USB Bソケット 5V 2A | Micro USB Bソケット 5V 2.5A |
最大消費電力 | 約9W | 約12.5W |
有線LAN | 10/100 Base-T RJ45 | 10/100 Base-T RJ45 |
無線LAN | 無し | IEEE 802.11 b/g/n 2.4GHz(Broadcom BCM43143) |
Bluetooth | 無し | Bluetooth 4.1, Bluetooth Low Energy(Broadcom BCM43143) |
USB | USB2.0 x 4 | USB2.0 x 4 |
表による比較から、分かったことは以下です。
良くなった点
- CPUが速くなった
- CPUが64bitになった
- GPUの3D性能が良くなった
- 無線LANが標準搭載された
- Bluetoothが標準搭載された
CPUが速くなるのはイイですね。(現状Raspberry pi 2 Model Bで遅いとは思わないですが、速いに越したことはないです)
悪くなった点
- 消費電力が増えた
- お値段が高い
正直仕方ない部分ですが、CPUのクロックアップや、無線LAN,Blutoothの標準搭載によって消費電力が増えました。あと、これも仕方ないのですが、Raspberry Pi 2 Model Bよりも、Raspberry Pi 3 Model B の方が値段が高いです。
まとめ
そんなにパフォーマンスを必要としない低消費電力静音据え置きサーバとして使うような私の用途では無線LANやBluetoothは要らないので、消費電力が増えたという点はとても大きなマイナスポイントです。
従いまして、私にとっては、Raspberry Pi 3 Model B ではなく、Raspberry Pi 2 Model Bを買うのが正解でした。(と言いつつ新しいものが欲しくなる今日この頃です)
左がRaspberry Pi 2 Model B で、右がRaspberry Pi 3 Model Bです。見た目はほぼ同じですね。(というか、サイズは同じ)
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2016/03/27時点では、2が4810円、3が6300円ですね。
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