壁にLANコンセントを埋め込んで配線をスッキリさせてみた
私の家の場合、各部屋からNAS上のデータにアクセスしたりするため、無線LANでは遅くて厳しく、有線のギガビットLANが必要。
とはいえ床にLANケーブルを這わせるのは美しくないので嫌。
ということで、壁にLANコンセントを埋め込んでみました。
業者さんに頼むと高いので自分でチャレンジです。
事前に必要なもの
- 自分の思い通りにできる家
家を建てるときに工務店に頼んで、各部屋に空配管だけ通しておいてもらいましょう!
LANの配線は有償と言われますが、空配管ぐらいなら無償で通してもらえることが多いですので、是非交渉してみてください。
自分で用意するもの
最低限、以下の4点のアイテムが必要です。
※通線ワイヤーのリンクが間違っていたので直しました。ゴメンね!2014年12月21日
理想はCat6なんですが、Cate5eでもギガビットLAN対応ですし安いので、今回はCat5eを選択しました。
Cat6やCat7が必要になったら、そのときは再度自分で工事すればいいじゃない!という考えです。
例のごとく、Amazonで購入です。
作業の流れ
- 壁のコンセントカバーを外す
- 通線ワイヤーを空配管に通す
- 通線ワイヤーの先にLANケーブルをくくりつける
- 通線ワイヤーを引っ張る
- LANケーブルが空配管に通る
- LANケーブルにLANコンセントを取り付ける
- 壁にLANコンセントを固定する
- コンセントカバーを取り付ける
というわけで、以下解説です。
壁のコンセントカバーを外す
コンセントカバーを外します。爪を引っかけて、パチパチと外すだけです。(既にLANコンセントが付いているのは気にしないでね)
コンセントカバーを外したことのない方は「どうやって外すの?」と思われるかもしれませんが、指の爪を引っ掛けて手前に引けば簡単に外れます。外すのもつけるのも驚くほど簡単なので、不安な方は本番前に一度やってみてください。
さらにネジを外して、LANコンセントを取り付けるアダプタを取り外します。
通線ワイヤーを空配管に通す
空配管の施工会社によって色は違うと思いますが、我が家では、オレンジと茶色の中間みたいな色の空配管でした。
ここに通線ワイヤーを突っ込んでいきます。
通線ワイヤーの先にLANケーブルをくくりつける
空配管の対向の口から、通線ワイヤーが出てきますので、先っぽにLANケーブルをくくりつけます。
途中で解けないように、テープでグルグル巻きにしておくのが良いです。
通線ワイヤーを引っ張る
どんどん引張りましょう。
LANケーブルが空配管に通る
通線ワイヤーを引き抜くと同時に、LANケーブルが空配管に通ります。
LANケーブルにLANコンセントを取り付ける
取り付けました。(今後追加で通す時のためにビニール紐も通しておきました)
取り付け時には、LANコンセントに記載されている色と同じケーブルを結線工具で取り付けるだけです。簡単なので、誰でもできます。
LANコンセントへの、ケーブルの取り付け方は、以下のPanasonicの公式サイトの解説が分かりやすいです。
※Panasonicの「ぐっとす」シリーズの場合はキャップが結線工具にもなるので、結線工具を買わなくても何とかなります。(とはいえ、専用の結線工具がある方が作業は捗ります)
壁にLANコンセントを固定する
コンセントカバーを取り付ける
完成
これで各部屋がギガビットLANでつながるようになりました!
スッキリしていい感じです。
それにしても自分でやると安いです。
業者さんだと、一箇所通すだけで1万円と言われましたからね…。
私は調子に乗っていろんな部屋に取り付けました。
LANコンセントの数が増えると、どのコンセントが何処に繋がっているか分からなくなるので、テプラを貼って分かりやすくするのが良いと思います。
CAT5eとCAT6での必要な商品一覧
CAT5eのケーブルで配線する場合
※2015/06/14更新 planexのLANコンセントはもう売っていないので、パナソニック製のリンクに変更しました。
CAT6のケーブルで配線する場合
オススメのスイッチングハブ
設置したLANコンセントの数が増えれば増えるほど、ギガビットスイッチの必要ポート数も増えます。私も含め、5ポートじゃ足りないけど、16ポートは要らないという人にオススメなのが、ネットギア8ポートギガビットスイッチです。
ライフタイム保証付で超お買い得な逸品です。
以上
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コメント一覧
空配管の色はメーカーによって左右されません。
対燃性があるかどうかで左右します。
PF管の色がさまざま(グレイ系が多い)
CD管は管の色がオレンジ(JIS規格なら)
管に対燃性があるかどうかで決まっています。(CD管には対燃性がない)
CD管のほうが単価が安いのでCD管を使う場合がほとんどです。